6月1日より新しくなる東西の鉄道の話題

こんにちは、マーカー(@IDmarker)です。

今回は、日本の東西で2つの鉄道に関しての話題を目にしましたので、旅好きの私としては気になったため、そのことを書き込んでいきたいと思います。

その東西2つの鉄道の話題とは、渋谷駅埼京線ホーム移転工事と北神急行の神戸市営地下鉄化のことです。

【東京都渋谷区】渋谷駅埼京線ホーム移転工事

JR東日本:埼京線・湘南新宿ラインの新宿駅から大崎駅間が運休

昨日:5月30日と今日:5月31日は、JR東日本:埼京線・湘南新宿ラインの新宿駅から大崎駅間が運休となっています。
この理由は渋谷駅にあります。現在、渋谷駅埼京線のホームを山手線のホームと並列化する線路切り替え工事が行われているためです。

いままでは埼京線の渋谷駅ホームは約350メートル離れていて、「南渋谷駅」といっても過言ではないぐらい不便なホームでした。並列化は画期的なことかと思います。

ずれてしまった埼京線のホーム

そもそもの始まりは埼京線の恵比寿駅延伸にさかのぼります。1985年9月大宮駅ー池袋駅間の埼京線開通以来、1986年3月の新宿駅延伸を経て1996年3月に恵比寿駅まで延伸となりました。その際に開設されたのが渋谷駅の埼京線ホームです。

その際山手線ホームの隣にはスペースがなかったため、使用しなくなった貨物線の跡地に開設したのがずれたホームの理由です。空きスペースの活用ですね。ちなみに新宿駅や恵比寿駅のホームも使用しなくなった貨物線の跡地に建設しています。

さらに埼京線の池袋駅ー大崎駅間の線路は山手貨物線を利用しています。鉄道貨物の利用が減り余裕が生まれた山手線に並行する山手貨物線を旅客線に転用する計画が生まれたためで、そもそも使われなくなった貨物線のスペースを最大限に活用したのが埼京線なんですね。

埼京線もその後、新宿湘南ラインや相鉄・JR直通線も開通して首都圏の重要なパイプ路線になっています。

24年かけてやっと山手線との並行ホームになった

このずれたホームも2013年3月の東急東横線渋谷駅の地下移転によって状況が変わりました。移転により山手線ホーム横のスペースが空いたのです。

JR東日本はこの機会を逃さずに、空いたスペースを埼京線のホームにする計画を立てて工事を進めていきました。その工事もいよいよ最終段階となり、ついに2020年6月1日から新ホームが供給されることになりました。

今までは電車の運行を停めずに工事を進めて来たのが、5月30日・31日は最終段階の工事を電車を運休して行うこととなった模様です。

1996年3月に埼京線渋谷駅のホームが開業して以来、24年かけてやっと山手線との並行ホームになったことになります。

鉄道敷地のスペース活用は過去にも

東急東横線の移転によってJR東日本が空きスペースを利用した例がほかにもあります。

JR東日本横浜駅の横須賀線ホームの拡幅工事がそれにあたります。この工事のきっかけは、2004年1月にみなとみらい線が開業したため東急東横線の横浜駅が地下になりました。そのため隣接していた横須賀線のホームを拡張する余地が生まれ、2010年4月には工事が終わり最大幅で7.8メートルから15.3メートルにホームが広がり混雑解消に向かいました。渋谷駅のケースと似てますね。

また会社は違いますが、2013年10月に行われたJR東日本日暮里駅の常磐線ホーム拡幅工事も隣接している京成電鉄の改良工事で発生したスペースを利用したものです。
今後の話ですが、品川駅では京浜急行がJR東日本の一部スペースを利用して駅の改築工事をする計画です。2027年開業予定です。

限られたスペースをやりくりして土地活用するのは大変ですね。

【兵庫県神戸市】北神急行の神戸市営地下鉄化

六甲山に3本のトンネルが

皆さんは、北神急行(北神急行電鉄株式会社:以下北神急行)という鉄道会社があることをご存じでしょうか。
関西圏におられる方は知ってらっしゃると思いますが、東京に住む私は以前は全く分からなかったです。

初めて気づいたのが、何かを調べるために神戸周辺の地図を見たときです。山陽新幹線の新神戸駅から六甲山の地下を通って反対側に向かう比較的長いトンネルが3つもあることでした。そのトンネルの一つが北神急行(北神トンネル:7,276メートル)だったのです。
ちなみに残りの二つは阪神高速32号新神戸トンネル(以前は新神戸トンネル有料道路)の上下線でした。

神戸市の縦の動脈

神戸という町は海と六甲山地に挟まれていて市街化する余地がないため、六甲山地を超えた反対側に市街地が広がっていることに初めて気づきました。神戸市の北区ですね。この地域には神戸電鉄が通っており神戸高速鉄道の新開地駅までカバーしています。

神戸電鉄を利用すると神戸の中心地には、六甲山を巡回するため時間がかかるので、六甲山を掘りショートカットとして北神急行が建設されたみたいです。そのため路線のほんどがトンネル区間になっています。

北神急行とはどんな鉄道会社?

北神急行北神線は1988年4月に開業しました。北神急行は第三セクターではなく阪急電鉄と神戸電鉄の出資で誕生した純民間会社とのことです。なお現在、北神急行は神戸電鉄との資本関係はありませんが、ともに阪急阪神ホールディングスのグループ会社同士ということです。

北神線は谷上駅ー新神戸駅7.5キロの一区間だけで途中駅はありません。新神戸駅で神戸市営地下鉄西神・山手線に乗り入れしており、三宮などの中心地を通り、神戸西部地域の西神中央駅までつながっています。

北神鉄道は2018年に乗車しました。神戸電鉄と北神急行の乗り換え駅の谷上駅では同じホームで連絡しました。
次の新神戸駅で神戸市市営地下鉄に乗り入れして終点の西神中央駅まで行きます。

運賃が高額なのがネック

問題となっていたのは、7.5キロの距離で運賃が370円ということです。例えば同じ距離で他の私鉄を比較すると、東急なら200円。京王電鉄なら160円。関西では近鉄が260円。同じ阪急阪神ホールディングスグループの阪急電鉄で190円です。※きっぷを購入した場合です。

かなり高額だということが分かります。しかも本来の運賃は430円ですが、補助金で金額を下げていたというから驚きました。六甲山を貫通して開業した鉄道なので費用が掛かるのはわかりますが。。。

市営化により半額近くまで値下げ

せっかく便利な鉄道が通っていても、運賃が高額で利用者が少ないことが問題点だったようです。

このことを解消するため、2019年3月に神戸市が北神急行を市営化することを決定して手続きを進めていたところ、2020年6月1日より市営化となる運びとなったようです。

6月1日より運賃は下記の通りとなります。
谷上駅ー新神戸駅間370円⇒280円
谷上駅ー三宮駅間550円⇒280円

三宮駅まで半額近い金額になるのですね。
利用者が増えて町が活性化するといいですね

防災機能としても期待

北神急行はトンネルが大半の鉄道なので、1995年1月17日の阪神・淡路大震災では大きな被害はなく、翌18日には運行を再開し、不通だった他の鉄道路線などに代わり、大阪その他日本各地から神戸市都心部へ直結する唯一の交通機関としての機能を果たしたようです。防災機能としても期待されているようです

まとめ

この2つ話題の共通点は、お客様目線で便利になるということです。

埼京線のホームが山手線と並列化することによって、JR同士の乗り換えの利便性も増しますし、地下鉄への乗り換えも便利になる。渋谷で降りる人は中心街に行きやすくなる。いいことづくめですね。埼京線のホームに近かった渋谷駅新南口近辺で用を足す方や住民の方はちょっと残念かもしれません。

北神急行の神戸市営化についても運賃大幅値下げにより、神戸市北区と神戸中心部への行き来がスムーズになるということは間違いありません。

コロナウイルス対策の影響で世の中が暗くなりがちなタイミングに、明るく前向きな話題を提供していただいたと感じました。

最後までお読みいただきありがとうございました。