こんにちは、おっさんトラベラーのマーカー(@IDmarker)です。
コロナ禍の影響はいまだ続いています。
そんな折に、JR九州でJR九州全線2日間乗り放題の「みんなの九州きっぷ」が発売され、これを活用して九州周遊旅行をしてきました。このことについて書き込んでいきたいと思います。
複数回にわたりご案内します。
なお、今回の旅行にあたっては感染防止のため、密を避けること、マスクの着用及び手洗いやアルコールでの除菌を徹底しております。
ちなみに、今までの内容は下記のとおりです。
今回の旅行では全九州版を購入して利用しました。
もくじ
【建て替え工事中】長崎駅のいま

長崎駅は、今年3月に新しくなったばかりです。

天井が高いのが印象的。

新しくなったのはここまで。まだまだ工事が続いているようです。
長崎新幹線を工事中の高架の下を歩いていきます。このあたりが長崎新幹線の駅になるのでしょうか。


長崎駅の長崎新幹線部分の工事が進んでいます。

今までの長崎駅は広々としていましたが、その一部を在来線と新幹線の高架線と新しい長崎駅舎を建設にするみたいです。在来線部分の高架と駅舎が今年3月完成しています。
今までの駅舎が見えてきました。

今までの駅舎までのアプローチ部分は元ホームです。

元ホームのアプローチ部分から見た新しい長崎駅。何もないところにできる新駅みたいです。

しかしこのアプローチ部分は長い。もともと何十両か分のホームを端から端まで歩く感じです。

やっと今までの駅舎のところまで来ました。


イベントが開催されて賑やかでした。

新しい長崎駅が奥に完成するとこの駅舎はどうなるのでしょうか。

全国の県庁所在地の駅で、これだけの再開発ができる余地があるのは珍しいのではないでしょうか。

完成後が楽しみです。
長崎路面電車① 1系統≪長崎駅前⇒観光通≫

路面電車(長崎電軌)でホテルに向かいます。

ホテルのある路面電車の観光通停留場へはここ長崎駅前停留場から1系統の電車に乗ります。
運賃はどれだけ乗っても130円。安いです。
鹿児島市電や都電だと170円。広島の路面電車は190円(市内線)、札幌市電は200円なので、日本一安い運賃の路面電車じゃないでしょうか。
今回は翌日も路面電車を利用する予定なので、24時間乗車券を購入することに。600円です。
アプリでダウンロードしました。

残り時間がカウントダウンされる画面を運転手さんに見せます。
※上記のスクショは翌日撮影。

1系統の電車がやってきました。乗車します。

かなりの混雑です。密だ(笑)

空いてきて最後尾に座れたので後ろから撮影。ちょうど5系統石橋停留場方面との合流地点。大浦天主堂やグラバー亭などに行く路線です。

新地中華街停留場。昔来たときは違う名前だったような。
調べたら築町停留場といっていたようです。

新地中華街停留場を過ぎると。

西浜町停留場です。近い。

その次の観光通停留場で下車します。

賑やかな感じです。

ホテルはもう目の前でした。春雨という名前がついた信号が気になりました。
長崎路面電車② 1系統≪観光通⇒崇福寺≫

ホテルにチェックインした後、市内巡りのために出てきました。
まずはこの路面電車の終点に行きます。先ほど下車した観光通停留場から乗車します。

電車が来ました。終点まで乗ってみます。

終点の崇福寺停留場に到着。
長崎市内ぶらり1
高島秋帆旧宅跡

高島秋帆旧宅跡に向かおうとすると、「長崎茂木街道ここに始まる」の碑が。

茂木街道という街道の長崎の玄関口にあたるようです。

碑のそばの風情がある石段を上がってみると正覚寺。いい感じの建物です。

高島秋帆旧宅跡に向かいます。茂木街道を登っていきます。

振り返るとこんな感じ。いい雰囲気です。

長崎は坂が多い街というのを実感します。

ここから入っていくようです。

高島秋帆旧宅跡の石碑が。古そうです。

脇道も風情があります。

石段を上がったところに門が。普通の住宅地の一角にあります。

何もなく荒れ果てています。基礎の石材がそのまま。

石倉はきれいに残っていました。


高島秋帆という方が、西洋砲術の演習を現在の東京都板橋区で行っていて、高島平の地名のもとになっていることは認識していましたが、長崎に旧宅があるのは知りませんでした。
丸山華街(花街)
高島秋帆旧宅跡から坂を下りていくと、なにやら風情のある建物が。

料亭青柳とのこと。

卓袱料理のお店です。

地域の状況を手書きで残してくれています。

料亭青柳のそばに「丸山華街(花街)の碑」が。

いにしえの花街をイメージしながら丸山本通りを歩いてみます。

丸山本通りの途中にあった長崎検番跡。

花月料亭。
花月は寛永19年(1642)に創立した遊女屋引田屋(ひけたや)の庭園内に文政元年(1818)の頃造られた茶屋の名称。大正末年、引田屋は廃業したが花月の名称と引田屋の庭園、建物は現在に伝承されたそうです。
坂本龍馬がつけた刀傷の跡が床柱に残る「竜の間」や、タイル貼りの床に和風の天井、中国の様式を取り入れた窓を使用した日本で最初の洋間「春雨の間」。また、なかにし礼原作『長崎ぶらぶら節』で有名となった名妓・愛八直筆の歌本や写真、坂本龍馬直筆の書などを展示する集古館などがあるそうです。



予約していないと先には入れません。


上の丸山花街の写真の位置から撮影。


丸山公園には猫と。

坂本龍馬が佇んでいました。

雰囲気のある交番。このあたりが花街入り口の二重門があったところ。

カステーラの福砂屋本店です。


行こか戻ろか思案橋入り口。
思案橋は1956年に撤去されたとのことです。

思案橋横丁沿いに川が流れていたようです。
長崎路面電車③ 1系統≪思案橋⇒赤迫≫

ここから路面電車に乗ります。一気に浦上方面の終点赤迫まで向かいます。

思案橋停留所に佇んでいたら、気になる建物が。親和銀行という文字の前に覆いがかかっています。

調べたら、4日後の10月1日に長崎県の有力地方銀行、十八銀行と親和銀行が合併して十八親和銀行が誕生するので、その準備工事が完了しているようです。

そうこうしているうちに路面電車が到着。終点の赤迫まで乗車しました。

赤迫停留場では、3両の電車が待機しています。
長崎路面電車④ 3系統≪赤迫⇒蛍茶屋≫

今度は折り返して3系統の蛍茶屋行きに乗車してみます。

長崎新幹線はフル規格で工事が進められています。

いい雰囲気の路面電車です。

この電車は昭和37年(1962年)に製造されたようです。人間なら還暦が間近。

終点の蛍茶屋に到着。

夜のとばりの蛍茶屋停留場。

昔は蛍が見られたくらいの場所なんでしょうが、現代は賑やか。
長崎路面電車⑤ 5系統≪蛍茶屋⇒西浜町≫

ホテルに戻るため、5系統の電車に乗ります。本当は4系統の電車に乗れば、ホテルの目の前の観光通停留場に着くのですが、本数が少ないようなのでこちらに乗車。


乗った電車はJリーグV・ファーレン長崎とのコラボ列車。

床には人工芝が敷き詰められています。

天井まで。


西浜町停留場で下車しました。
長崎市内ぶらり2

裏通りを歩いていたら、都市銀行の三菱UFJ銀行が現れました。

ここは鹿児島(薩摩)藩屋敷跡だったようです。
【宿泊体験記】ホテルフォルツァ長崎

今日の宿泊はホテルフォルツァ長崎。
JR長崎駅から路面電車の長崎電軌に乗車し約13分、観光通停留場から徒歩1分です。
ホテルの概要
ホテルフォルツァ長崎は、長崎市浜町にある商業施設「ハマクロス411」の地上4階から11階を占める客室175室の宿泊特化型ホテルです。 運営はエフ・ジェイホテルズが担当。
エフ・ジェイホテルズは福岡地所の子会社。福岡地所は1961年に創業した福岡県で有数の不動産会社。
43,500平米の敷地にショッピングモール、映画館を有する劇場複合商業施設のキャナルシティ博多を運営している会社です。エフ・ジェイホテルズのホテルは九州と大阪、金沢、札幌にあります。
名称:ホテルフォルツァ長崎
所在地:長崎県長崎市浜町4‐11 HAMACROSS411
電話番号:095-816-2111
https://www.hotelforza.jp/nagasaki/
アクセスはJR「長崎駅」より長崎電鉄「1系統 崇福寺」行き乗車約13分「観光通」下車徒歩1分、長崎空港よりリムジンバス(ながさき出島道路経由)乗車「中央橋バス停」下車約3分。長崎自動車道長崎ICよりながさき出島道路を経由し約10分でビジネスや観光で便利なホテルです。
以前、下記の書き込みにもあるように札幌でホテルフォルツァに泊まったことがありますが、シックな雰囲気の割にはリーズナブルで機能的な室内が印象的でした。
チェックイン

フロントは4階です。
フロントはシステム化が進んでおり、基本的にチェックインの際の宿泊カードの記入は必要なく、全てチェックイン機で完結するようになっています。

今回は利用しませんでしたが、朝食会場はフロント奥のレストランです。

シックな雰囲気のエレベーターホール。

壁の装飾ボードがステキです。

エレベーターで上がって客室に向かいます。

室内のようす

部屋に入ってみます。18平米のフォルツァシングルタイプ。
ロールカーテンもお洒落でした。

大きな窓から注ぐ光の明るさと横長のデスクが好印象。しかし外の景色はよくありません。

ベッド幅は通常のシングル並みですが、シモンズ社製高品質ベッドとのことで快適に休めました。

ズボンプレッサーが設置してあります。

バスルームは必要にして十分な大きさ。

クローゼット。

ミネラルウォーターと除菌ウェットシートが無料。

マッサージクッション 。使い方がいまいち分からず。
疲れを取ってほしいというホテル側の心遣いは感じました。
鮮肴炭焼 炙

夕食は第一候補のお店が満員で入れなかったので、こちらのお店に。
裏路地にあってちょっと分かりにくいです。

メニューを見るといい感じ。階段で2階に上がっていきます。

ちょっと混んでいましたが、なんとかカウンターに1人分の席を作ってもらって着席。
生ビールとお通し。

色々野菜の和風サラダ。

お刺身盛り合わせ。新鮮でプリプリしています。

揚げ物。すみません。名前を忘れちゃいました。汗

ハトシ。初めて食べました。卓袱(しっぽく)料理の一品で長崎郷土料理。えびのすり身を食パンで挟んで油で揚げたものだそうです。総菜パンのような感じ。

カウンターで店長と話をして焼酎をアッセンブルしてもらいました。青一髪をロックでいただきました。

長崎県産の大麦のみを使用した本格麦焼酎。4年以上も熟成貯蔵をすることで深いコクとまろやかさが特徴だそうです。生産量が少なく、取扱店舗も多くはないため、“幻の焼酎”とも呼ばれるとのこと。
意外とスーッと入っていく感じ。

創作料理はみんな口に合っておいしく、カウンター越しに話をしながら食事を楽しむことができました。系列店も近くにあるそうで地元の方に愛されてそうなお店でした。
ごちそうさまでした。
ほろ酔い気分でホテルに帰ります。
所在地:長崎県長崎市万屋町6−24
電 話:095-818-9888
営業時間:12時~14時 18時~1時
定休日:日曜日
https://tabelog.com/nagasaki/A4201/A420101/42000371/
まとめ
長崎を路面電車で巡ってみました。狭い市街地に縦横無尽に路線が張り巡らせており乗客も多いです。運行会社の長崎電軌も黒字経営とのことで、市民の方々に親しまれている様子が見て取れました。
ホテルフォルツァ長崎は、路面電車の停留場から1分と商店街の中心施設の好立地であることや室内も快適で素晴らしいホテルだと思います。
夕食で利用した鮮肴炭焼 炙もアットホームな雰囲気で、工夫された料理もおいしいので今度長崎に訪問した時はまた利用したいと思いました。
なお、施設等の情報は2020年9月現在ですので、今後変更がある可能性があります。現地を訪問の際は最新の情報を入手の上お出かけください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
利用期間:2020年10月3日〜12月27日の土日祝日(※平日不可)
販売額:
①全九州・・・大人10,000円、こども2,000円
②北部九州・・・大人5,000円、こども1,000円
有効期限:土日祝日で連続する2日間
利用可能エリア:
①全九州版は、九州新幹線全線と、⼭陽本線(下関〜⾨司間)を含む、JR九州全線がご利用になれます
②北部九州版は、九州新幹線(博多〜熊本間)と⼭陽本線(下関〜⾨司間)を含む豊肥本線以北のJR九州全線、
⿅児島本線(熊本〜宇⼟間)・三⾓線全線(宇⼟〜三⾓間)がご利用になれます
事前販売限定:利用日の1ヶ月前から3日前23時まで販売
販売場所:JR九州インターネット列車予約やJR西日本e5489で販売
※こどものみの購入はできません
※博多〜⼩倉間の⼭陽新幹線と博多〜博多南間の博多南線は利用できません
※「ハロー!自由時間クラブ(男性60歳以上、女性50歳以上が対象)」会員向けの切符もあります
※その他、お申込み前に利用条件などをご確認の上、お求めください