こんにちは、おっさんトラベラーのマーカー(@IDmarker)です。
コロナ禍の影響はいまだ続いています。
そんな折に、JR北海道でHOKKAIDO LOVE!6日間周遊パスが発売され、これを活用して北海道周遊旅行をしてきました。このことについて書き込んでいきたいと思います。
複数回にわたりご案内します。
なお、今回の旅行にあたっては感染防止のため、密を避けること、マスクの着用及び手洗いやアルコールでの除菌を徹底しております。
ちなみに、今までの内容は下記のとおりです。
もくじ
朝の釧路駅

昨夜は、霧にむせんでいた釧路ですが晴天となりました。
しかし台風の影響で、これから天気が悪くなり雨が降る予定なのでちょっと心配。

釧路駅から根室駅行き普通列車に乗車します。
普通列車(5627D)
根室 1045

根室駅に向かう列車は一日に6本のみ。最果ての路線です。

乗車する普通列車は、2両編成で1両目が地球探索鉄道花咲線ラッピングトレインです。
地球探索鉄道花咲線とは?下のリンク先をご覧ください。




「地球探索鉄道」ラッピングトレインの車内。
座席は従来のボックスシートを交換して、転換クロスシートの流用品を使用しています。

窓の位置があっていないので、残念ながら席によってはほとんど外が見えないこともあります。

後ろの1両は「北海道の恵み」ラッピングトレインです。



「北海道の恵み」ラッピングトレインの車内。
木材を利用しているのが特徴。温かみを出しています。


ホームの隣にある構造物は、1970年4月に廃止された雄別鉄道のホームに上がる階段跡です。
50年前の施設がまだ残っているんですね。

「地球探索鉄道」ラッピングトレインに席を落ち着きました。
暑いため、周りの方に配慮をした上で窓を開けてみます。
【地球探索鉄道花咲線でGO!】根室本線(花咲線)を釧路から根室まで
釧路⇒厚岸
釧路駅を出発します。次の東釧路駅までの間は網走に向かう釧網本線も兼ねています。
ロイヤルエクスプレスがこの後走るようで、沿線にはカメラマンがいっぱいいました。

武佐駅に停車。この駅を過ぎると森の中を走りますので車窓に緑が広がります。

窓を開けてあるので、沿線の森林の空気がどんどん入ってきます。
列車に乗りながらの森林浴ですね。
コロナ禍のおりには感染防止によさそうです。

2頭のエゾシカが!残念ながらうまく写らなかったようです。

残念ながら写真に撮れませんでしたが、別保駅から上尾幌駅間はエゾシカに出会える区間です。
行き帰りともに列車が来たら逃げ出すシカもいれば、じっと見つめているシカもいました。

久しぶりに人家が見えてきて上尾幌駅停車。

下車する地元の方がいらっしゃいました。

いままで森の中を走っていましたが、一気に開けてきました。

尾幌駅に停車。昨年はレンタカーでこの駅まで来ています。

北海道らしい風景が広がります。

海が見えてきました。厚岸湾です。速度を落として走ってくれます。
この列車は観光列車の位置づけで厚岸湾と別寒辺牛湿原、落石海岸に近づくと速度を落としてゆっくり走ってくれます。その旨が時刻表にも明記してあります。


静かな厚岸湾をじっくり見ることができました。
厚岸⇒厚床

厚岸駅に停車。ここでは多くの乗客の方が降りていきます。


厚岸駅を出るとまた海沿いを走ります。

別寒辺牛湿原に列車は入っていきます。ここでも速度を落として走ってくれます。
1993年にラムサール条約の登録湿地として『厚岸湖・別寒辺牛湿原』が認定され、急速に注目されるようになった湿原です。厚岸道立自然公園の中にありますが、2020年度中の国定公園化を目指しているそうです。
いっぱい写真を撮ってみました。湿原の雰囲気を味わってもらえたら幸いです。














湿原のゆっくりとした時間を過ごさせてもらいました。
俗化されていないところや、水に満たされているところなどは釧路湿原にない魅力を感じました。
茶内⇒厚床

茶内駅で行き違い列車の待ち合わせ。銭形警部が警護をされています。
昨年亡くなったモンキー・パンチ先生の故郷、浜中町にある駅です。

駅前広場に出てみました。
ルパンは銭形警部の反対側に。見つからないはずだ。

行き違い列車が到着。発車します。

浜中駅に停車。ここにもルパンがいました。

牧草地帯になってきました。牛たちが草を食んでいます。

姉別駅に停車。ルパンと銭形警部が拳銃を向けて向かい合っています。
厚床⇒根室

厚床駅に停車。閑散としています。

厚床駅は以前廃止された標津線の乗換駅だった時代がありました。
そのためか駅構内は広々しています。

昨年まで行き違い設備がありましたが、現在は撤去されています。

線路はまっすぐでつなぎ目のリズムに合わせて走っていきます。
よく揺れます。

別当賀駅に停車。

車窓に落石岬が見えてきました。落石海岸です。
動画に撮りましたので公開します。
防風のための柵が所々にあって景色を遮りましたが、しょうがないです。
風が強くなって寒くなってきましたので窓を閉めます。

落石駅に停車。

花咲港の近くを走ります。荒涼とした風景が続きます。

日本最東端駅の東根室駅に停車。次が終点の根室駅です。
終着駅根室駅に到着

根室駅に到着。


この先に線路はありません。

有人駅では日本最東端です。

写真を撮って改札に向かいます。改札には既に乗車する多くの人が並んでいました。
2両あるので席には余裕があります。
2年前にも根室駅を訪問しましたが、1両のみだったので混み合っていました。

根室駅を出ます。黄色いポストは初めて見ました。
根室駅まわり


駅前ロータリーは閑散としていました。

ロータリーの右手にバスターミナルがあり、納沙布岬行のバスが待機しています。
もともとは納沙布岬に行く予定でしたが、雨が降ってきており岬でのコンディションが悪そうなので残念ですがこのまま釧路に引き返します。

バスターミナルの中です。
折り返し【快速:はなさき】で釧路に戻ります 根室⇒釧路

根室駅のホームに引き返しました。折り返しの快速:はなさきで釧路駅に戻ります。

釧路駅では白い色のボディが見られましたが、反対側は赤い色になっています。

快速はなさき(3628D)
釧路 1318

さすがに根室は涼しかったです。

釧路駅に定刻で到着しました。花咲線の旅も終わりです。
この後釧網本線で網走に向かいます。
まとめ
今回は花咲線を堪能させていただきました。
この線の車窓の景色はJR北海道の路線でもナンバーワンだと思います。
乗車した往路の根室行きの普通列車はポイントになる厚岸湾、別寒辺牛湿原、落石海岸では列車のスピードを落としてくれるサービスがありうれしかったです。
窓を開けて風を浴びながらじっくり景色を眺めることができました。
今後は観光路線としてさらに磨きをかけて、本格的な観光列車を導入して同じようなゆっくりサービスを期待したいところです。
なお、施設等の情報は2020年8月現在ですので、今後変更がある可能性があります。現地を訪問の際は最新の情報を入手の上お出かけください。
最後までお読みいただきありがとうございました。