えちごトキめき鉄道の新駅名は「えちご押上ひすい海岸」駅に

こんにちは、マーカー(@IDmarker)です。

先日、新潟県の鉄道会社:えちごトキめき鉄道の新駅名の発表がありましたので、そのことについて書き込んでいきたいと思います。

8月9日に発表された新駅名

8月9日に新潟日報の記事がネットで発表されました。

下記がその内容です。

えちごトキめき鉄道(新潟県上越市)は9日、日本海ひすいラインの糸魚川-梶屋敷間で、来年3月に開業を予定する新駅の名称を「えちご押上ひすい海岸」に決めたと発表した。同社の鳥塚亮社長糸魚川市の米田徹市長が同市内で共同会見し、「観光的な要素、地域性、路線名などを盛り込んだ」と説明した。

 新駅名については、同市が6月10日から1カ月間、市内に在住もしくは通勤通学している人を対象に公募した。応募総数は523票で、「押上」「ヒスイ海岸」「ヒスイ」が上位を占めた。市がこの結果と地元の声を合わせて複数の駅名候補を同社に提案。これを受け同社が検討を進めていた。

 会見で鳥塚社長は「押上駅は他の路線にもある。地域外の人が行ってみたいと思う駅名になった」と語った。米田市長も「石のまち糸魚川のゲートウエイになってほしい」と期待感を示した。

 新駅は糸魚川駅から1・6キロ、梶屋敷駅から2・7キロの同市押上2に設けられる。近くには糸魚川高校や県地域振興局があり、利便性の向上が期待される。

新駅の建設地

イベント列車の雪月花で有名な第三セクターえちごトキめき鉄道の路線、日本海ひすいラインの糸魚川駅梶屋敷駅の間に新駅が誕生します

所在地は新潟県糸魚川市押上。

2019年9月に工事認可、2020年5月に工事着工して2021年3月開業予定です。

「えちご押上ひすい海岸駅」という駅名について

この報道が8月9日にヤフーニュースに出ると、この駅名について様々な意見の書き込みがありました。

以下に抜粋します。

長い。
押上駅で十分。
糸魚川押上駅でも良かった。
センスもない。

長ければ良いってもんじゃない
もう少し、風情がある駅名にしてほしい
高輪ゲートウェイなんてもってのほか

長すぎる。
「越後押上」、あるいは「糸魚川高校前」が妥当では

長いとか自分ならこうするという意見をする方が目立った印象です。

私も最初見た時にこの駅名は、長いということや何か取ってつけたような印象がありました

しかし、駅名を身近に感じていくのは地元の方や鉄道の利用者なので、最初は違和感があったとしてもなじんでいくのではないかと思います

今回感じたのは駅名や地名について持論をお持ちの方や意見をお持ちの方が多いということです

過去にも駅名(地名)を決める際に「その駅名(地名)はダメだ。違うのに変えろ。」というように、高圧的に要求するようなことが多々見受けられていて違和感を感じていました

「高輪ゲートウェイ駅」命名騒動

今回の書き込みでも「高輪ゲートウェイ」という駅名が出てきましたが、記憶が新しいところでは駅名の命名について、2018年12月にJR東日本山手線(東海道本線)の田町ー品川間に新しく開業する新駅高輪ゲートウェイ駅」とすることについて騒動がありました。

駅名にカタカナはよくないとか「高輪駅」にすべきとか、様々な反対意見が出され、駅名撤回を求める署名運動に発展し2019年1月までに集まった47,930人分の署名がJR東日本に提出されました

しかしJR東日本は「現時点では駅名を変えるつもりはない、駅名を変えるのではなく浸透する取組みをしていく」と回答して静観の構えです。

今回の反対意見と何か類似していますが、「高輪ゲートウェイ駅の場合は方向性が違うようです。

前提として、新駅予定地がJR東日本の敷地を活用する再開発エリアとなっており、そのエリア名が前もって「グローバルゲートウェイ品川」に決まっていました。

公募の結果、64,052件・13,228種類の応募のうち36件で130番目の駅名「高輪ゲートウェイ駅」に決定しました。

このことが駅名にこだわりがある方の琴線に触れたようで、「公募をしなくてもすでに決まっていたのではないか馬鹿にするな」という雰囲気があったことが原因と感じています。

そのため、今回の新駅と「高輪ゲートウェイ駅」との命名における意見は毛色が違うものではないかと思います。

新しい駅名(地名)を命名することへの批判について

以前平成の大合併で地域の町や村が合併して新たな市や町が誕生した時、駅名(地名)のこだわりが強い方からは「こんな地名はいかん」あるいは「こうするべきだ」という強めの意見がかなり見られました

例としてある記事から抜粋してみたいと思います。

自治体合併で歪められる日本の地名 地名は歴史文化遺産 許されぬ破壊と蹂躙

町村合併は、国の財政的、行政的な要請から行われたもので、それ自体、さまざまな問題があるが、今は論じない。今回問題にするのは、歴史的、文化的に価値ある地名が消え、問題のある地名が続々と生まれていることだ。そこで、大合併以前も含め、実態を見ていこう。

問題の第一は、幼稚な仮名書き地名が増えていることである。さいたま市(埼玉県)、ひたちなか市(茨城県)、かほく市(石川県)、あさぎり町(熊本県)、いの町(高知県)など数え上げればきりがない。

ちなみにさいたま市には、万葉集にも登場する行田市の地名「埼玉(さきたま)」を横取りして使っているという問題もあり、非常に疑問が多い市名だ。

第二は、著名な広域地名(多いのは旧国名)の越権的な独占である。たとえば静岡県伊豆市。修善寺町、天城湯ヶ島町など田方郡南部4町の合併によって誕生した。伊豆とは天武天皇9(680)年、駿河国から田方郡と賀茂郡の2郡を分離して設けられた国名である。これを伊豆国の一部である田方郡の、そのまた一部にすぎない自治体が越権的に独占してしまった。本来は「南田方市」とでもすべきところを、知名度の高い伊豆を独占しているのだ。しかも田方郡北部には「伊豆の国市」という市名も生まれていて、わかりにくいこと甚だしい。これは伊豆市側が早いもの勝ち戦略を取った結果だ。田方郡北部は出遅れたのだろう。しかし、いずれにせよ、両市とも「伊豆」を独占しようというのは越権であると言わねばならない。

同様な例としては、山梨県の塩山市、勝沼町、大和村が合併した甲州市がある。山梨県には、ほかにも甲斐市と山梨市が広域地名を使用しており、由緒ある県庁所在地、甲府市にも名が似ている。山梨県に詳しくない人にとっては紛らわしい。

ただ、こうした命名が許される場合もある。それは合併自治体の範囲が旧国名の範囲と一致していたり、旧国名の発祥の地を含んでいたり、旧国名と同じ名称の地域を含んでいる場合だ。佐渡市、壱岐市、対馬市、伊予市、阿波市などがこれに当てはまる。それ以外は越権的であり、許されざる命名といえよう。

第三に、その土地の歴史とまったく無関係に新しく採用した地名。

たとえば、熊本県あさぎり町は秋から春にかけて球磨盆地にしばしば発生する朝霧にちなんでつけられたもので、歴史性はまったくない。

栃木県氏家町と喜連川町が合併したさくら市は、市内に桜の名所が多く、桜の花のように美しい市になってほしいという意図で命名された。

群馬県笠懸町、大間々町、東村が合併したみどり市。「緑豊かな自然あふれる」という通俗なイメージで採用された。団地名によくある緑が丘、希望が丘などと同じノリだ。

以下つづきますが長くなるので略します。

この記事を見ると強い言葉のオンパレードです。

許されぬ破壊」「蹂躙幼稚な仮名書き地名」「越権的な独占」とかすごいです。

何か怒りを感じます

このような記事や、文書・書籍などが平成の大合併の時期にはよく見られました。

パターンとしては「この地名はいかん」と否定し「その理由はこうだ」と意見する。その根拠歴史がこうだからだ。というお話が続き、場合によっては「この地名がふさわしい」や「この地名にすべき」と強く主張される方も見受けられました

なぜそんなに、力こぶを込めてしまうのでしょうか。

私も平成の大合併での新地名や、今回の新駅でもこの地名(駅名)でいいのかなと思ったりしますが、結局その地名(駅名)を普段の生活に使ったりするのはその地域の方々なので、その地域の方々が問題なければいいのではと思ったりします。

地域の中でさまざまな意見のもと、最終的に決まったものでしょうから

それにもかかわらず地域とは全く関係のないエリアの方が、怒りまじりに強めの意見をするのはかなり違和感があると感じています。

まとめ

結局、駅名(地名)に関わるのは地元の方です

地元以外の方でも関心をもって、「それは違う」「自分ならこうするけど」というようにやんわりと意見することは全然いいと思います。

しかし、地域と縁もゆかりもない方が「ダメだ」「やめろ」「改名しろ」と強く言われることは、いいすぎではないかと思った、今回の新駅決定でした

最後までお読みいただきありがとうございました。