沖縄旅行(2020年7月)②三重城に行こう

こんにちは、おっさんトラベラーのマーカー(@IDmarker)です。

2020年8月18日現在、コロナ禍は終息の気配すら見せません。

それどころか拡大の方向に向かいそうな気配となっています。

その折、沖縄県において非常事態宣言が発令され8月1日から不要不急の外出が規制されています。

今回はその非常事態宣言の前(2020年7月)に実施した沖縄旅行について書き込んでいきたいと思います。
複数回にわたりご案内します。

今までの内容は下記のとおりです。

第二回目は、三重城についてです。

三重城(ミーグスク)に行こう

今回の沖縄旅行は、特に遠出をしないで主に那覇市内巡りを考えていました。

そこで市内で訪問してみたいと思った場所が、パワースポットでもある三重城です。

その理由は、街の中のパレットもへじの前や国際通りなどを歩いていると、走っているバスの行き先が「三重城」という地名が目を引いたのがきっかけです。

三重城とはどこにあるのだろう。名前からして城跡なのだろうか?という疑問をもっていました。

ネットで調べてみると下のような写真で三重城が紹介されており、「那覇市内でこんなに見晴らしがいいところがあるんだ」思い行ってみることにしました。

青い海の中に伸びる石垣の構造物。ここに行きたいと思った。

三重城とは

今から460年以上前の琉球王朝時代に、那覇港の沖合500mに築かれたのが三重城

三重城とは「ミー(新)グスク(城)」を意味するそうです。

当時の那覇港は異国貿易の中心地で、朝鮮半島や中国大陸沿岸で活動していた倭寇・海藩(中国の海賊)から琉球を守る要塞としての役割を持っていました。

また、その位置が東の海の彼方にある異界・神界という意味のニライカナイに向けていることから、旅立つ人の無事帰国した人の無事を感謝する遥拝の地としても親しまれてきました。

ちなみに、三重城葛飾北斎が「琉球八景」の一つとして描いた場所としても有名です。

この絵『臨海潮聲(りんかいこせい)』を見ると那覇からいくつかの橋を渡った突端に位置することが分かります。

この途中にかつて臨海寺という船を見送る場所があり、琉球王朝尚寧王が捕らわれ薩摩へ連行される際もここで別れの手を振ったと伝えられているそうです。

三重城は琉球王国の玄関口にあったんですね。

バスで三重城へ

那覇バスで「三重城」行きに乗車します。

那覇港を過ぎ、ロワジールホテルに隣接しているスーパーマーケットのそばにある三重城バス停で下車しました。

バスの終点なので、バスロータリーのような施設などがあるバスの運行拠点というイメージを持っていましたが、普通のバス停で拍子抜けです。

ロワジールホテル裏にあるという三重城に向かいます。

ホテルの裏手すぐに三重城がありました。石段を登ってみます。

石段を上ったところにある鳥居を抜けて、奥に歩いていくと拝所が見えてきました。

振り返るとロワジールホテルのそばにあるのが分かります。

海岸沿いの断崖の上に三重城はあります。先端だけを残して他の部分は埋め立てられたそうです。

三重城の脇から、当時の長い堤防を思わせる散策路が続いています。

現在の那覇港の突端を目指して歩いてみました。

那覇空港から飛び立つ飛行機那覇港を出港したが見られ、その向こうに東シナ海を一望できます。

川向うのに見える那覇空港が近づいてきました。現沖縄の玄関口三重城から近いのは偶然でしょうか。

散策路の終点である那覇港の突端には、海底トンネル(那覇うみそらトンネル)の巨大な排気塔がありました。

そういえば、写真で見た「あの青い海の上に石垣が積まれた」三重城はどこ?

現在の三重城

仕方がないので調べました。

そうしたら、あの写真は、NHK大河ドラマで使用したオープンセットの名残ということが判明しました。

そのドラマは1993年に放送された「琉球の風」だそうです。

ではどこにある?

それは那覇市ではなく、読谷村にある「Gala 青い海」の近くの海にあるとのこと。

そういえば、以前海沿いに車で残波岬に行く途中で、この「Gala 青い海」の敷地を通ったことがあります。こんなところにあったなんて。

ちなみに、その近くにある「体験王国むら咲むら」もその大河ドラマのセットだったそうです。

状況が分かったので、車で国道58号線を走り読谷村に向かいます。

Gala 青い海」の敷地に入り、敷地内の道路を進むとさんご畑の看板が見えてきました。

車を駐車場に停めて、ここから海に下っていきます。

見えました。写真で見た三重城です。

なんか人が多いのはなぜ?

人が多かったのはどうやら団体で海岸の清掃をされているようです。

いよいよ念願の三重城に向かいます。

この風景を見ていると以前読んだ大好きだった小説、池上永一さんのテンペストを思い出しました。三重城はこの小説でも重要な場所になっています。

テンペスト (池上永一)

小説の主人公寧温の気持ちになったつもりで、拝所へと登っていきます。

拝所からは北側を見渡すと陸地にはホテル「日航アリビラ」が見えます。

西側には海、海、海・・・

南側を見渡すと静かな海岸線が。

まとめ

きっかけは、最初はネットの記事にだまされて(笑)那覇三重城に行きました。

しかし、往時の面影もない埋め立てられた那覇港ですが、那覇の三重城で目をつぶると琉球王国の玄関口である那覇港にさまざまな薩摩清国からの貿易船などが行きかう様子の追想にふけることができました。

そのあと、念願のあの写真の景色の場所にも行くことができてよかったです。

2か所ある三重城に思いを重ね合わせて、往時の琉球王国の港の玄関口に思いを巡らす歴史旅も面白かったと思いました。

なお、三重城の情報は2020年7月現在ですので、今後変更がある可能性があります。現地を訪問の際は最新の情報を入手の上お出かけください。

最後までお読みいただきありがとうございました。