こんにちは、おっさんトラベラーのマーカー(@IDmarker)です。
2020年8月23日現在、コロナ禍は終息の気配すら見せません。
それどころか拡大の方向に向かいそうな気配となっています。
その折、沖縄県において非常事態宣言が発令され8月1日から不要不急の外出が規制されています。
今回はその非常事態宣言の前(2020年7月)に実施した沖縄旅行について書き込んでいきたいと思います。
複数回にわたりご案内します。
今までの内容は下記のとおりです。
第四回目は、「外人住宅カフェと古民家食堂」についてです。
PLOUGHMANS LUNCH BAKERY
第一回目で紹介しました中城城を堪能した後に訪問しました。
北中城村安谷屋の小高い丘に佇む一軒の外人住宅が、PLOUGHMAN’S LUNCH BAKERY。
10時半くらいに到着。遅めのブランチをとりました。

駐車場とお店が離れています。まずは右側へ向かいます。

駐車場には既に停まっている車がありました。

ここにも案内板があります。


大きな木のあるところがお店への入り口。左手の坂をのぼっていく様子。
看板がないと通り過ぎてしまいそう。


緑に囲まれた入り口の階段をあがっていきます。

かなり急な階段。緑溢れる空間は、まるで森の中にいるようです。

階段を上がり切ったらお庭みたいな空間が。テラスが見えてきました。

テラスには南の島らしい植物が生い茂っている蔦に覆われた外国人住宅です。
扉をあけると、焼き立てパンとコーヒーのいい香りがしました。

女性のスタッフにカウンター近くのテーブル席へ案内していただきました。
入り口付近にはテイクアウト用のパンが並び、アンティークの家具や小物などがセンス良く配置されたとても心地の良い空間です。

パンに囲まれた奥にカウンターがありその向こうでは、数人のスタッフがパンやスープ、コーヒーなどを作っている様子がうかがえます。
お店の中はウッドベースのナチュラルな作りと、落ち着いた大人の雰囲気漂う色合いがとても合っています。
店名でもある「PLOUGHMAN’S LUNCH」は、和訳すると「農夫のランチ」という意味。名前の通り、イギリスで、農夫がお昼に食べたと言われるワンプレートスタイルのランチのことです。
サンドイッチプレートは6種類選ぶことができますが、アボカドのオープンサンド(プレートとサラダ、スープのセット)とグレープフルーツジュースを注文しました。

私のテーブル席には蛇口が。外国人住宅の時のままなのでしょうか。

100%ストレートのアップルジュース。

アボカドのオープンサンドプレートが到着しました。
まずは、人参とトマトのポタージュをひとのみ。
人参とトマトのやさしい酸味とまろやかさが絶妙で、しっかりと味わいを楽しめました。
アボカドのオープンサンドはかじると、思いのほか水分量が多く瑞々しいパン。
塗られているアボカドペーストはガーリックにレモンの爽やかな風味が口の中に広がります。
ボリュームがあるのでゆっくりと味わいながら食べていったつもりが、あっという間になくなってしまいました。満足。
ごちそうさまでした。
所在地:沖縄県中頭郡北中城村字安谷屋927−2
電 話:098-979-9097
営業時間:8時~16時
定休日:日曜日
古民家食堂てぃーらぶい
海中道路を走ってみました。海中道路は沖縄本島中部の与勝半島から全長4.75キロメートルの海の上の道です。
エメラルドブルーの海を見ながらドライブするのは気持ちいいですね。
まず初めに着くのが平安座(へんざ)島です。島に入って2つ目の信号を右折し橋を渡り浜比嘉(はまひがじま)島に到着しました。
この島は琉球神話と深いつながりを持つ島です。アマミチューとシルミチューという男女二神の琉球の創世神の住居跡や墓と伝えられている場所があり、現在も地域の方々によって大事に守られているとのこと。
この日のランチは沖縄の琉球古民家を利用した古民家食堂てぃーらぶいに訪問しました。


島の住宅街にお店があります。看板がなければきっと普通の民家だと見過ごしてしまったと思います。

赤屋根、ひんぷん(沖縄の家にある目隠し)など、昔からの沖縄の住宅らしい雰囲気です。

左側の入り口の扉を開けて靴を脱いで中に入ります。

窓際のテーブル席に案内されました。

大きなガラス戸が太陽光を取り入れていて明るいです。木のぬくもりと合わせて古民家もいいなと感じました。

てぃーらぶいとは地元の言葉でひなたぼっこの意味。庭を眺めながらひなたぼっこ気分で食事を楽しむことができました。

時節柄コロナ対策をしっかりやっている印象です。

手書きの案内が、うちなーぐち(沖縄の方言)で書かれているのがいいですね。
てぃーらぶい汁膳を食することができ、汁物、ごはんと、それぞれ2種類から選べます。
このてぃーらぶい汁膳とは、沖縄でお祝い事の伝統行事のときなどに出される、汁ものとご飯ものがセットの料理のことだそうです。
汁物は骨付き豚あばら肉のソーキ汁、ごはんはもずくの佃煮のせごはんを選びました。


てぃーらぶい汁膳が到着。骨付き豚あばら肉のソーキ汁が大きい丼にいっぱい。
手書きで作った説明書きをいただきました。それを見ながら食事をすることとします。
黒いのがもずくと海苔の佃煮を和えたもので浜比嘉島の定番とのこと。熱々のご飯にのせて食べると箸がとまりません。
茶色い2つある揚げ物がジーマーミ豆腐揚げ。ジーマーミは落花生(ピーナッツ)のこと。
熱々なのでやけどをしないように慎重に。かじると外側はカリッとしていてピーナッツの香りが広がってきます。中はトロトロとした食感です。2個目は汁に浸して食べました。
メインの骨付き豚あばら肉のソーキ汁ですが、豚肉や野菜に加えて、昆布などの海の幸も入っていて肉料理なのに海の味がしました。
その他の副菜で、もずくソーメン、オクラの油みそ和え、麩ちゃんぷるーが並び、本当に沖縄の「島の食事」という感じのメニューです。
古民家でのんびりとこのようなごはんを食べると、時間がさかのぼったような気分になります。
ごちそうさまでした。
所在地:沖縄県うるま市勝連浜56
電 話:098-977-7688
営業時間:11時~16時
定休日:火・水曜日
まとめ
今回は外人住宅カフェと古民家食堂というテーマでご紹介させていただきました。
沖縄ではおなじみの住宅、外人住宅や沖縄の古民家をリノベーションしたお店。それぞれの住宅が持っているイメージのなかで素晴らしい時間を過ごすことができました。
沖縄では同様のコンセプトのお店がほかにもあるようです。沖縄の旅行の際はこのようなお店巡りもいいとおもいました。
なお、店舗の情報は2020年7月現在ですので、今後変更がある可能性があります。現地を訪問の際は最新の情報を入手の上お出かけください。
最後までお読みいただきありがとうございました。